対症療法と原因療法

ついにはオリンピックまでも吹き飛ばしてしまった新型コロナウイルス。 事態が収束しても、すべての経済活動を「再開」で済ませられるような状況ではなくなりました。その間に潰れていく企業は増加し、自粛モードが続けば停滞期間が長期に渡ることも考えられます。 以下の図表は現在も申請が殺到している雇用調整助成金の過去の実績データです。 (労働政策研究・研修機構(JILPT)労働政策研究報告書No...

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備えとしての借入

新型コロナウィルス騒動によって、ある日突然、何が私たち中小企業を襲ってくるか分からないことを多くの経営者が実感させられています。 こんな時、最も重要になって来るのは資金繰りです。 もともと資金力の乏しい私たち中小企業においては特に、こうした局面で一気に深刻な事態に陥ってしまう可能性があります。 設備や人材その他について投資を行いながら事業を運営し、不測の事態にも備えておかなければならない私た...

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他力による一本足打法

瞬間風速としては、リーマンショッククラスの影響が出ている新型コロナウィルス。 直接的な被害から始まった観光業及び製造業のみならず、飲食業・小売業並びにサービス業と幅広い業種に被害が広がっています。 残念なことですが、自転車操業を繰り返していた企業についてはこの春に掛けて倒産が相次ぐことでしょう。倒産までは行かなくとも内部留保が薄い企業については早急に資金手当に動いていただくことをおすすめし...

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社会保険がビジネスモデルを変える

皆さま既にご存知のとおり、パート労働者の厚生年金の適用拡大について、対象企業の要件を現在の「従業員501人以上」から、2022年10月に「101人以上」に、2024年10月には「51人以上」に段階的に引き下げる方針を決めたことが、昨年12月に報じられました。 今から約4年半後には、中小企業であっても従業員が51人以上であれば、要件を満たすパートさんを社会保険に加入させなければいけなくなるのです...

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回転率の重要性

皆さまも一度は耳にしたことがあるであろう在庫回転率。 在庫回転率 = 売上原価 ÷ 在庫金額(棚卸資産)  ※売上原価の代わりに売上高を使用する場合もあります。 一年間に在庫が何回転したかを表す指標です。回転率が高いほど早く在庫が売れている証拠であり、効率が良いということになります。 基本的には回転率が高いほど良いと言われますが、その場合は相対的に在庫金額が少ないということになります...

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メインバンク再考

皆さまは「うちのメインバンクは〇〇銀行」と言いきれますでしょうか? ウィキペディアによると、メインバンク制とは下記のとおり。 企業は複数の銀行・信用金庫などと取引関係を保つのが通常である。しかし、その取引関係には濃淡がある。うち一行の主力取引銀行(メインバンク)とは借り入れ・預金・手形取引・取引先の紹介など、他行との取引とは別格の濃厚な取引を続け、経営内容に関する情報を提供し経営指...

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運が悪かったで済ますべきか…。

9月、10月と続いた台風大雨被害…。 私も千葉在住のため、その被害を目の当たりにしました。 昨年も西日本を中心に大きな被害があり、皆さまにおかれましても、今後は経済環境のみならず、自然災害も考慮すべきと強く感じていらっしゃることと思われます。 また、長年経営をされていれば、突然の事件により大きな被害を受けてしまうことがあります。 そのような中でも、すぐに立ち直れる企業と、立ち直れない企業に...

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災害をきっかけにリスクへの備えを考える

先月8日から9日にかけて台風15号が関東地方を直撃しました。 過去最大級の暴風による千葉県の甚大な被害は報道等でご存知のとおりです。 その中でもゴルフ練習場のネットが強風にあおられ、鉄柱が倒れて近隣の住宅10数軒を直撃した被害は目を疑う光景で、被害に合われた近隣住宅の方に対する補償についてのゴルフ練習場側の対応などが連日報道されていました。 被害に合われた方に十分な補償がなされて欲しいと願う...

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増税前、最後の確認

2014年4月以来、5年半ぶりの消費税の増税が目前です。 今回の特徴の一つに、需要の動きが極めて少ないという点が挙げられます。駆け込み需要の反動がないということは、増税以降なだらかな需要の下落が想定されるということです。 なお、効果に疑問があるとはいえ、2020年6月まで増税後の需要平準化のために消費税の還元策が行われます。そのまま7月からオリンピックが始まり、パラリンピックが終わるのが9月。...

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無くなる仕事

店舗レジ業務、データ入力、電話オペレーター、電車運転士、薬剤師による調剤業務、公認会計士による監査業務、そして税理士の会計入力業務・・・ AIの発達によって今後無くなるであろうと考えられ、実際に機械に置き換え始められている仕事のほんの一部です。 5年以上前から、こうしたことが広く言われ始め、現在までの身の回りの変化を知る私たちは、自社の業界においても「無くなる仕事」があることを誰もが実感してい...

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オーナー経営者の内部留保問題

老後2,000万円問題。 大騒ぎにはなりましたが、あの報告書を実際に読まれた方はほとんどいらっしゃらないでしょう。あえて読んでいただく必要はありませんが、考え方としては『あたり前』といえる内容が含まれています。 金融庁はメディアや政治家を巻き込んで見事な炎上を演出しました。 結果オーライとは正にこのこと。 もともと年金だけで生活ができるとお考の方は少ないでしょうから、結局は年金の受け取りが...

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役員の任期、大丈夫ですか?

皆さんが最期に自社の登記簿謄本を確認したのはいつでしょうか。 ご存知のように株式に譲渡制限を設けている通常の中小企業においては平成18年の会社法施行によって、取締役と監査役の任期を最長10年まで伸ばせるようになりました。 これにより、平成18年以降に設立された会社については最初から役員の任期を10年としていることがほとんどで、それ以前に設立された会社であっても、多くは会社法施行後に役員の任期を...

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麻薬的

芸能人の麻薬関係の報道が続いています。 興味本位の使用から常習者となった末の逮捕劇なのでしょう。 企業活動においては脱税と粉飾による報道をよく見かけますが、麻薬と同様に常習性を伴う危険なものです。 ということで、今回は麻薬的なつながりで脱税と粉飾について少し触れます。 まずは下記のイメージをご確認ください。 *利益がそのまま税金に直結するという前提です。 ...

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問題が起きてからでは遅いと分かる、勤労統計問題

勤労統計問題がメディアを賑わせていますが、おそらく誰もが「どうでもよい…」と思われていることでしょう。 国家としての問題は大きいといえども、私たちへの影響は皆無…。しかし、気にされている方も多いと思われるのが、この問題の原因が「忙しい」にあると報道されている点です。 ...

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増税前にオサライ 消費増税と駆け込み需要の関係

10月15日、安倍首相は臨時閣議で、来年10月に消費税を10%へ引き上げると表明しました。 消費増税の再々延期を疑う声が根強くありましたが、今度こそ増税は実施されると考えたほうがよいでしょう。 増税が実施されるとなれば、予想されるのが、増税前の「買いだめ」に代表される「駆け込...

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人はみな、いつか死に、それは明日かもしれない

私は生命保険を使った節税を、お客様に勧めることは基本的にありません。 保険で節税はできないと考えているからです。 一方で、中小企業経営者にとって生命保険を使った『万一への備え』はとても重要なものだとも考えています。 しかし、自らに万一のことがあった際に必要な金額をきちんと算定したうえで備えている中小企業経営者は、残念ながらそう多くありません。 中小企業経営者の『万一の備え』に対...

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不正または搾取が絡む取引の危険性

不動産投資関連において、『かぼちゃの馬車』のサブリース家賃の不払い問題から端を発し、スルガ銀行の不正融資、さらにはアパート開発・管理会社であるTATERUでも融資資料の改ざんが発覚しました。 これらの一連の問題は、規模が大きく組織的であったために大きく取り上げられましたが、不正資料の作成、不正融資などは中小企業の取引でも少なくはありません。 資金繰りに困る企業が行う粉飾などは、会計の考...

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経験

私は今年、父を亡くしました。 人が1人亡くなれば、財産の多寡は別として必ず相続が発生します。 私は初めて相続の当事者になったのです。 相続、相続税に対する知識があることはもちろんのこと、今まで仕事で多くの相続を税理士という立場で経験してきましたが、当事者になってあらためて深く実感したことがいくつかあります。 ・良好な関係を築いている親、兄弟の間でも相続をきっかけに、過去の出来事...

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事業承継のコツ

『事業承継』について、とても難しく考えている経営者が多い。 という現実があります。 実際の経営とは異なり、ご自身の判断だけではどうにでもならないという理由もあるのでしょう。基本的に勝負は一度切りですし、失敗したら目も当てられないとお考えなのかもしれません。 例えば、IPO(株式公開)を目指している経営者であれば、事業承継などは頭にないはずです。IPOの良し悪しは別として、実現すれば所...

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