セルフ・デュー・デリジェンス

履歴書も見ずに、面接もせずに人を採用する会社はありません。 試聴もせずに、ジャケ買いしたレコードがハズレだったとしても、それは自分の責任です。 企業買収等において、相手先企業に対して事前に行う調査を『デュー・デリジェンス』、略してデューデリと言います。直訳は『当然行うべき努力』。 相手から渡された決算書を信じて企業買収を決断、ふたを開けてみたら決算書は粉飾だらけだった、なんてこ...

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チェンジ!

ついに、オバマ大統領が就任しました! 代名詞ともなった「Yes, We Can!」の掛け声に大きな期待を寄せて、アメリカ国民のみならず、世界中が見守っています。 オバマ大統領が真っ先に求められているのは、紛れもなく経済対策。 作家の塩野七生さんは、著書の中でこのように言っています。 「現代日本の混迷はなぜ起こったか。 ~中略~ 結局のところ、戦後の急速な経済成長にあったと見る...

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現実を並べる

『創造力がはたらく人は、知識・情報蓄積の多い人。センスよりも大事。』 年初の弊社会議で岡本が言いました。 『バンドを組んだばかりの10代の頃、さまざまなバンドの好きな楽曲を10曲並べて、好きな部分だけを切り取り、ツギハギにしてオリジナル曲を作ったものだ。』 レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークが言ったことを思い出しました。 急速な景気悪化に伴い、貧富の差はより厳しくなって...

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会社が静止する日

当社では毎年元旦に岡本より新年度の『経営方針』が届けられます。わざわざ元旦にです。 受け取る私の気分としては『ミッションインポッシブル』 わざわざ元旦に見たくないのでそっと机の上において置きました(笑) 世界は今、『100年に1度』の経済危機を迎え、物価が下落しても需要が拡大をしない『デフレスパイラル』の恐怖が日を追うごとに現実味を帯びてきました。 そこで現在国会で...

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【中小企業版オレオレ詐欺と企業版ババ抜き】

不況になると活動が活発になる“中小企業版オレオレ詐欺”、いわゆる“取り込み詐欺”の動きが目立ってきました。 ここ数年、90年代中頃の取り込み詐欺ブームの経験がない農家を中心に、静かに21世紀のブームがはじまっていました。 不況前から静かに動いていたのは、彼ら詐欺師に、不況の匂いをかぎ取る力があるからでしょうか? 確かに、彼らの方はいつも行動を続けているだけで、受注が減った企...

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勘違いしていませんか?

私の妻は税理士ですが、以前に彼女とこんな会話をしたことがありました。 妻 「50歳には辞めようね」 私 「そうだね、まぁ許されても55歳かな?」 今からこんな話をしていいものか・・・ 二回にわたってオーナー会社における事業承継をテーマに話をしてきました。 前回に引き続き今回も特殊な株式を利用した事業承継の手法についてお話いたします。 おそらく皆さんは最近...

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【困難な時期】と【状況判断】

先日、当社のWEBサイトの下記文章をご覧になって、ご連絡をいただいた方がいらっしゃいます。 「最も困難な創業時を乗り切るためには、やはり経営計画の立案は絶対です。 それも、創業初年度のみならず、その後の5年間も含めた、6ヵ年の経営計画を立案していただきます。 そこまでやって、軌道に乗らないのであれば、早急に見切りをつけるべきです。 必ず次の機会があるのですから。」 この方はおっし...

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あなたの株が突然消える日

先日、またまた妻と映画を見に行きました。 今度は『容疑者Xの献身』 どうやら妻は福山雅治のファンでもあるらしい・・・ さて、前回はわれわれ中小企業の経営に潜む、少数株主の脅威についてお話いたしました。 その上で、株式は『分散から集中』へと変わるべきだと言わせていただきました。 そこで、いったん分散させてしまった株式を集めるために用いることができる株式が『全部取得条項付...

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会社を切り売る

人間良いところもあれば、悪いところもある。自分にとってイヤなところも、人から見ると良い場合もある。 最近ポッコリと出始めたおなか、とても憎らしい。でも人によっては「かわいいね」、「貫禄があっていいね」と言ってくれることもある。 だったらあなたに譲ります、このおなか。 もしもおなかを売っちゃうとしたら…? 今さら私ごときが言うまでもありませんが、今後は経営環境が厳しくなるばかり…、...

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たかが一株、されど一株

前回に引き続き、同族会社を取り巻く自社株の取り扱いと、事業承継問題についてお話することとなっていましたが、今回は会社法によって変わった株主の権利についてお話いたします。 まず結論をお話しますと・・・ 従来、自社株というと相続対策などで分散されがちだったのですが、これからは分散した株式を再び集めなければならない時代になりました。 なぜならば会社法によって、定款の書き方一つで経営方針...

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国とは、怖いものである

「国家権力の恐ろしさがわかりました。あれは半端ではないですね・・」 検察にまで行くことになったある方がこう私に呟きました。 私も、国家権力がどこまで恐ろしいものか本当にはわかっていないですが、一般の人よりは甘く考えることはない立場にあります。 マスコミなどが首相や政権党を批判している日常の中にいれば、誰もが勘違いをしてしまうと思いますが、国家権力は私たちが考える以上に恐ろしいものです...

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地層

来年発売予定の本があります。 この本は5部立てで、最後の5部はある家族の物語で始まります。 今回は、その本のある部分の抜粋から始めてみようと思います。 第五部 中小企業会計再論 (第一章 省略) 第二章 会計における重要な真実 第一章の家族の物語をお話しましょう。 家族は、現実を見ないふりをして過ごしつつも、在庫や税金の問題に翻弄されるよう...

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適正値の変更

このところ、取材を受ける機会が多くなっています。 ここ2週間でも、『フォーブス』『宝島』『夕刊フジ』の取材を受けました。 『クロワッサン』の取材を受けた辺りから、取材される雑誌などの幅が広くなってきているように感じます。 そして、ここ2週間で受けた取材の質問は、日垣隆さんとの共著『世界一利益に直結する“ウラ”経営学』の内容に関わるものに集中しています。 この著書は、倒産したアス...

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【スタッフ】or【システム】

これは、中小企業にとって、永遠のテーマでしょうか? 特定の業務が、現状の体制では対応出来なくなった場合、基本的な選択肢は二つです。 人員を増加するか? システムを導入するか? 大企業であれば、良否は別にして、両方を同時に実行する事が出来ます。 つまり、正社員やパート、派遣社員等を大量採用し、 必要なシステムを導入する。 システムが順調に稼動すれば、順次、スタッフを減少させ、...

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バランスを崩す経営

ソフトバンクの資金ショートの噂がまた出ています。 秋には資金ショートするというのがその内容ですが、銀行団がソフトバンクの申し出を簡単に断るとは思えませんから、何らかの形で乗り切るのでしょう。 この資金ショートの噂は今回が初めてではありません。 周期的に、ソフトバンク周辺で起こる噂です。 したがって、孫正義という経営者の行動は、財務的視点と心理学的な視点を交えて見てみるとおもしろいの...

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大奥に見る現代の経営

妻 「映画観に行かない?」 妻から誘われた・・・何かおかしい。 きっと何か裏があるに違いない・・・きっとそうだ。 私 「何観るの?」 妻 「デトロイト・メタル・シティ」 私 「・・・」 最近、事業承継について考えさせられる出来事がありました。 一言で説明すると、兄弟喧嘩。 ところが兄弟喧嘩も事業承継が絡むと非常に厄介な問題になります。 日本の中小企業はピー...

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何で、私が納めるの?

役人が“論理的”に作ったものには、いろいろな不条理があります。 一つ例を上げてみましょう。 ある女性が詐欺にあいました。 ※正確には詐欺ではないのですが、彼女の心情的には“詐欺”なので、ここでは詐欺としておきます。 その彼女は彼に貢ぎ続け、その金額が数千万円に達したとき、彼は消えました(ずいぶんお金持ちだったようです)。 その事実を知った彼女は悲嘆に暮れました。 ...

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横領!

いきなり、シリアスな出だしです(苦笑) ニュースでは定期的に見聞きしますよね。 最近も、6億円の横領事件が話題となっています。 とはいえ、報道される横領など、氷山の一角の、更にごく一部・・・。 なぜなら、報道されるのは、企業側が発表せざるを得ないケースだから。 やはり対外的なイメージの悪化は避けられないので、普通は隠したい事実です。 例え報道されなくても、中小企業レベルでさえ、...

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中小企業の利益構造

中小企業の利益の源泉は3つです(財務モデル)。 ・売上高成長率 ・利益率改善 ・M&A これは大企業も同様ですが、大企業ではこの3つにEPSベースで自社株購入を加えることができるかもしれません。 この3つを並べて見ると、どれも当たり前のことであり、どの企業経営者もM&A以外は、日々改善に努めていることと思います・・・・・・。 しかし、「・・・・・・・」と書きました。 ...

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「割る」ということ

武道などの本を読んでいると、「身体を割る」という表現を目にすることが時々あります。 武道をまったくしたことがない門外漢には、言葉の意味を体感することはできません。 ですから、安易に言語化するのは抵抗がありますが、身体の動きを意識して細分化していくことと理解しています。 そう理解すると(正しいかどうかは別として・・)、「身体を割る」というのは経営にも重要な要素だということが思いつきます。 ...

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